また来年の入道雲
奄美の風景

夏が過ぎると
強い上昇気流がもたらす
入道雲は見られなくなる。

モクモクと上空めがけて立ち上がり
その下ではスコールが降る。
エネルギーがそこにある。
そう感じさせてくれる目印だ。

夏の終わりを告げるかのように
強烈な台風が去った後、
島では海水温も気温も
グッと下がり、
秋めいてくる。

途端に
夏の入道雲が懐かしくなってくる。

また来年。
入道雲を楽しみに。

虹のできるわけ
奄美の風景

虹は、
水滴に太陽光線が
屈折して反射するためにできる。

だから太陽を背にして
虹を探す。

サトウキビ畑の広がる
笠利町では
東から日が昇る朝方が
絶好の虹のチャンスとなる。

霧雨とかが無くても
水撒き用のスプリンクラーの水で
虹は美しく現れる。

畑によって
スプリンクラーの時間は違うので
晴れた朝には
当番の畑を探すのも楽しい。

今年は台風で
サトウキビに大きな被害が出た。
写真のような
青々としたサトウキビの葉を
見ることができるのは
来年の夏になる。

保安官はいるかい?
奄美の風景

海沿いの道を走り
黒いビーチの景色に
目を奪われていると、
突如として
その店は現れる。

奄美では珍しい
ウェスタンなお店。

店内もウェスタンな装飾で、
なかなかオシャレ。
そして、コーヒーも美味しい。

戸円は、
サーフィンのポイントとしても有名なのだが
目印は、やはりこのお店となる。

馬の代わりに
オーナーのアメリカンバイクが停められている。
「保安官はいるかい?」
こんなことを聞きたくなる店構えだ。

海から始まる旅
奄美の風景

日が射して、
海の色が一気に鮮やかになる
夏の海。

中に入れば
海藻や小魚たちが
いっぱいいるのに、
遠くからだと
こんなに透き通る
奄美の海。

まずは、
足をつけて
奄美の海に御挨拶。

土盛海岸は
奄美空港から
北へ
車で約5分。

エメラルド色の海が
お待ちしています。

珊瑚の石垣巡り
奄美の風景

珊瑚の石垣は
設置の工数や
隙間にハブが棲家を作る
という理由で
どんどん減っています。

積み上げられた珊瑚は、
時間を経て
白かったものが黒くなり
石のように見えます。

石垣に立てかけてあるのは
ハブ棒。
ハブが出てきたら、
これで叩きます。
逃がしたら、他の人が噛まれるので
見つけた人は
棒を持って叩きます。

色々な集落を巡っていると、
珊瑚の積み方や
塀の高さなど
違いがあって
楽しいものです。

奄美の集落を巡って
石垣ウォッチ
してみませんか?

とっつぶる
奄美の風景

島では野菜のことを
「やせ」と言います。
島やせのひとつに
とっつぶるがあります。

とっつぶるは
カボチャのことで
いろいろな種類があります。

島の多くの食卓では
甘辛く煮込んだものが
人気です。

たまにポタージュとか
パイとかにもなります。

少し肌寒くなると
とっつぶるの煮物と
黒糖焼酎のお湯割りは
ベストマッチで
ほっこりします。

とっておきの場所
奄美の風景

島には数軒の
素敵なカフェがある。

美味しいコーヒーを
入れてもらいながら、
おススメの場所を
聞いてみるのもイイ。

この土地が好きで
大好きで
その場所で
カフェをやっている人ばかりだから
かなり有力な情報源だ。

でも、
とっておきの場所は
その人が
心の中にとっておくものだから
教えてもらわず
自分で探そう。

スカッとした青空に
奄美の風景

台風が過ぎた後の青空は
嵐を生き延びた喜びと
現実に残る
被害への対応が入りまじり
複雑な思いで
いつも眺める。

それでも、
雨が大気中の汚れを
洗い流し
澄んだ空気は格別だ。

あれをして
これをして。
片付けの段取りをしながら、
前に進もう。

スカッとした青空に
感謝をしながら。

亀に乗った少女
奄美の風景

奄美空港の
到着口から
外に出たとたん、
南国の空気が
鼻いっぱいに入る。

ふと、右手をみると
そこには
ソテツの葉を振りかざし
アダンの実を抱え
亀に乗る少女がいた。

その後ろには
芭蕉の樹や
ヒカゲヘゴなどが植わっており
なかなかの植栽エリアが
拡がっている。

ここを通る時
多くの人は
搭乗を急いでいたり、
着いたばかりで先を急いだり、
なかなか
この少女に気が付く
心の余裕がない。

今度、
奄美空港に行った時に
少女に挨拶してみよう。
何かいいことが
あるかもしれない。

アイコンとしての立神
奄美の風景

陸地から少し離れたところに
浸食や隆起の関係で
小島ができる。

こうした小島
あるいは岩を
人々は
神のスポットとして
立神(たちがみ)と呼ぶ。

立神は、
奄美だけでなく、
各地に存在する。

西古見の沖に見えるのは
3つの小島から成る
三連立神(さんれんたちがみ)。

見る角度によって
リズムの変わる
興味深い立神です。

ハワイの雰囲気が漂う島
奄美の風景

ハワイ島に住む方が
奄美を訪れて
「古き良きハワイが残っている。」
とおっしゃった。

ハワイは、
観光地化の手が入り
都会化して
落ち着かないのだそうだ。

ポリネシアン文化の
北限とも言われる
奄美の地で
フラが人気なのは
気候と文化の関係なのかもしれない。

自分たちの島の言葉や踊り
そして唄を第一に、
ハワイの踊りも
楽しむ雰囲気が
奄美にはある。

ビーチ&アート
奄美の風景

そこにアートがあるだけで
風景は
かなりピースフルになる。



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