奄美で暮らしていると、動植物の様々なシーンに立ち会うことができる。
今朝、産まれた子ヤギ。一夜しか咲かない月下美人。満月の夜に、ザワザワと道を横切る蟹。寒くなると飛来するサシバ。
季節と生き物の営みは密接に関係している。
ソテツも普段はピンと張った葉が印象的だが、その成長過程では棒状のものが伸び、それがコイル状になり、次第にコイルがほどかれる。
その時間は短く、しかも素敵だ。生命のデザインを感じる。島の自然観察の楽しみの一つだ。