まもなく夕焼けを迎える砂浜に
ぐるぐるの一群が行進してきた。

ぐるぐるの正体は、
島の呼び名でトビンニャ。

正式な和名は、マガキガイ。
でも、日本国内だけでも、
トネリ、
ピンピンガイ、
カマボラ、
チャンバラガイ、
サムライギッチョ、トビンニャ、
テラダ、
コマガイなど
様々な呼び名がある。

島の人達は、
海の水で茹でて食べる。
これが一番おいしい食べ方らしい。
そして、殻を砂浜に捨てる。

そうして、浜に沢山の
トビンニャの殻が残る。
そこに子供たちがやって来て、
ぐるぐるの行進が始まる。

*REVOLVER dino network 投稿 | 編集